『DQNの実装石2』
利明はアリサをつれて自慢のエスティマに乗り込んだ。 ローンがまだ46回払いが残っているが、利明にとっては命よりも大事な愛車。 外見も格好よく改造されており、走るたびに羨望の的を得れることに 利明は優越感を満たすことができるのだ。
アリサは助手席でシートベルトもつけずに、デスゥ〜♪デスゥ〜♪と 窓から上半身を乗り出しては叫んでいる。
道行く通行人を見つけては、デプププと何故か侮蔑の笑みを浮かべていた。
ついたのは実装ショップ。 利明は実装ショップにアリサを連れ込んでは、アリサに言う。
「よし、アリサ。この中でイケメンを探すんだ」 「デ?」
利明は実装ショップで、マラ実装を購入するつもりだった。 マラ実装でアリサと交配させて、仔実装を産ませる。
そして、賢い仔実装を躾けては、実装ショップなどに卸すつもりだった。 実装石は多産である。1匹5千円ぐらいとして、10匹産ませれば5万。
利明は自分が天才だと錯覚しそうだった。 なんてボロイ商売だ。毎日、汗だくで現場で働いていたのが馬鹿みたいだ。
「デスゥーー!! デスゥゥゥーー!!!」
アリサが目を光らせて、利明のズボンを引っ張っている。
「お。イケメンが見つかったか?」
アリサが連れて行ったのは、実装服コーナーのドレスだった。 アリサが鳴きながら、必死にドレスの一つを指差している。
「デェェェスゥ!! デスデェース!!」
「馬鹿ッ。おめー、ドレスじゃねーよ。マラだよ、マラ」
しかし、アリサはその場で自分の実装服を脱ぎだす。 飛び出た腹が、不恰好にも下着の上に乗っている。
アリサは展示品のドレスを手にしては、それを勝手に着だした。 急いで止めに入る店員。
「お客様。そ、それは売り物です。困ります!」
アリサを止めようとした利明だが、止めに入った店員の顔が気に入らないタイプだった。 それだけの理由で利明は店員の胸倉を掴んでは凄んだ。
「あん?試着だよ、試着。この店は試着もさせねーのか。あん?」
アリサがドレスを着込む。 前後逆に着込んでいるのだが、鏡の前でご満悦のご様子だ。
「デプゥ〜ン♪ デプゥ〜ン♪」
右に左にしなをつくる。 その度に、はち切れんばかりのウェストが悲鳴を上げて、 ドレスがブチブチと音を立てている。
「おう、アリサ。そんなんより、マラだ、マラ。おい眼鏡」 「は、はい」 「この店にはマラ実装はいるか」 「はい。こちらの水槽です」
案内された水槽には、マラ実装が3匹ほど入っていた。 目がキリリとハンサムで、マラも黒々として凛々しく立っている。
躾もよく行き渡り、性欲も自らコントロールできるという高級マラ実装だった。
「デデデ!デスゥゥ〜ン!!」
アリサが、水槽を見上げて甘い声を絶叫する。 無意識のうちに下着に手を入れて、何かをかき回していた。 湿った音が店内に響き渡る。
「お。気に入ったか。この中で1匹選べ。1匹」
利明はアリサを持ち上げ、水槽の前まで持ち上げた。
「デップゥ〜ン!! デップゥ〜ン!!」
頬を赤らめ、口からボタボタと滝のように涎を流すアリサ。 そのアリサに水槽内のマラ実装たちは驚き戸惑い、マラを萎めては逃げ始める。
利明はこの水槽の右上に張っている値札を見て、にやついた。
「へへ。1匹5千円か。やすいじゃねーか」
利明は眼鏡の店員を呼び、1匹を購入することを伝えた。
「では、5万円になります。そちらのドレスはいかがしますか?」
「ァン?」
5万円という言葉を聴いて、一気に眉間に皺を寄せる利明。
「ボッてんじゃねーよ。おめぇ。殺すぞ」
しかしよく見ると、値札にはゼロが4つ。どう見ても5万円である。
「てめぇ、今書き換えたな。ぶっ殺すぞ!」 「デスゥゥ!! デスッ!! デスッ!!」
利明が店員に凄む横で、アリサが股間から有りったけの潮を水槽内にぶちまけていた。
散々悪態をついて改造仕様エスティマに乗り込む利明とアリサ。 アリサは、元の緑の実装服に着替えている。 緑の実装服をまた前後逆に着込んでいるため、涎掛けが背中に回っているのだが 無頓着なアリサは気がついていない。
エスティマの助手席に乗り込み、冷房のスイッチを入れて、火照った体を治めるのに 時間がかかりそうだ。
「糞ォ…あんなマラが5万円だとぉ… いや待てよ」
利明の頬にはにやけた笑みが浮かんでいた。
「ってことは、アリサが仔を10匹産んだだけで500万かよぉ!! ひゃっほぉぉぉ!!」
「デスゥゥゥ!! デスゥゥゥ!!」
利明は意気揚々にアクセルを噴かした。 改造した車体の低いエスティマのタイヤは道路を噛み、ゴムが焼けたような匂いを アスファルトに残した。
アリサは妊娠した。 両目が緑になっている。
あの後、利明はアリサを連れて公園に行き、服と下着を奪った上で、股を開かせて マラが来るのを待った。
「デズゥゥゥゥ!! デズゥゥゥゥゥ!!」
流石に羞恥心を持ち合わせているのか、耳まで真っ赤にして、服を奪われたアリサは嫌がった。
しかし10分も待たずにマラ実装が繁みから次々と現れ、逃げまとう裸のアリサを押さえては マラ実装たちの狂宴が始まった。
最後は、アリサもまんざらでなく、自ら胸を揉み降し、腰を進んで振っていた。
「早苗。500万だぜ、500万」
利明は早速早苗に自慢をする。
「嘘ォ。やるじゃん、アンタ」
「当たり前だぜ。アリサ。いい仔を産むんだぜ」
「デッデロゲ〜♪ デッデロゲ〜♪」
大きくなったお腹を押えて、胎教の唄を歌うアリサの頬は紅潮していた。
これが母になる喜びか! アリサは身を以って、母性という高貴な使命に酔いしれていた。
「よし。アリサにはしっかりと栄養を取って貰わないとな」
ここ利明家の主食は、朝はラーメン。晩はカレーかハンバーグのローテーションで 賄われている。
飼い実装のアリサも、実装フードといった物は与えられず、利明たちと同じメニュー を食べている。
「よし。今日はカレーラーメンだ!」 「デスゥゥゥ!!! デデデスゥゥゥゥ!!!」
大喜びではしゃぐアリサ。
「嘘ォ!! まじかよ。カレーラーメン!! ひゃっほぉ!!!」
長男の輝虎(きとら)も大喜びだ。虫歯満載の口臭の強い口で大声で咆える。 夜だろうが朝だろうが、壁が薄かろうか関係ない。咆えたい時に咆えるのだ。
「デスゥゥゥ!!! デデデスゥゥゥゥ!!!」
それはアリサも同じであった。
2週間後。 アリサは出産を迎える。
その日はアリサは目が覚めると一人だけだった。 子供たちは友達の家。利明はパチスロ。早苗は自転車操業のカード返済で走り回っていた。
アリサはムクリと起き出し、アパートの玄関をあけて、扉をあけっぱなしで外に出る。
アパートの前の管理人が丹精込めて手入れをしている庭に、ジョォォォォと小便をする。
流れる雲を見た。 いい天気だ。アリサはぐっと伸びをする。
アリサは実装服の上から膨れたお腹を擦っては、デェ〜〜♪と軽く歌う。
早く生まれてくるデスゥ〜♪ ママと一緒に楽しい事をするデスゥ〜♪ この世は楽園デ…
歌の途中でアリサは気がついた。 下着が湿っている。最初はお漏らしをしたのかと思ったが違う。破水したのだ。
「デデデッ!!」(う、産まれるデスゥ〜〜!!)
アリサは急いで、アパートの部屋に戻り、お産のための場所を探した。
「デスゥ!! デスゥデスゥ!?」(ど、どこで産めばいいデスゥ!?)
アリサは本能で水場を求めて家の中を彷徨っていた。
トイレ。風呂場。台所。そこの3点をトライアングルのようにお尻を押えて グルグルとまわった。
しかし、トイレと風呂場は扉が閉められ、台所の流しはどう見ても高い位置にある。
5往復ぐらいした後に、アリサは中腰になり、片手でお腹を押えては、手を前に掻くのみであった。
「デェ……!! デェェェェ……ス!!」(も、もう駄目デスゥ……)
アリサは身近にあった長女姫蘭(きら)の教科書が入っていないランドセルを掴んでは その口に総排泄口を宛がい、気張り始めた。
アリサは仔実装たちを産んだ。 ランドセルの奥から蛆状態の仔を掴みだしては、本能で粘膜を舐め取った。
「デスゥ〜ン♪」(私がママデスゥ〜♪)
「レフー! レフレフー!!」
「デスゥ〜 デスゥデスゥ〜♪」(何があってもママが守ってやるデス。安心するデス)
「レフ? レフレフーー!!!」
アリサの仔実装たちは全部で5匹。 マラ実装との間で生まれた子だけあり、全員とも健常な仔実装であった。 粘膜を取るのが少し遅れても、数時間後には、無事に仔実装として変態を行った。
「テチュー!! テチュテチュー!!」(ママー お腹空いたテチー)
「デスゥ〜♪ デスデスゥーー♪」(よしよし、ママのおっぱいを飲むデスゥ♪)
仔実装たちは元気一杯でアリサの周りを回っている。 アリサは仔実装の1匹を優しく掴んでは、実装服を前にたくし上げ、右の乳房を 仔実装に与えた。
お産を終えたアリサの乳首は、直立にこれほどか!と言うほどに屹立している。
「デスゥ。デスデスゥ」(おまえは左の乳房を吸うデス)
アリサの乳房に歯を立てて、ガチガチと噛み千切らんようにして、乳を吸う仔実装たち。 その痛みは、母実装であるアリサにとって、産みの苦しみと同じく快楽に近い痛みだった。
残った3匹は、鬼の形相で乳房を咥える2匹の姉妹たちを引き摺り落とそうと 必死に、実装服や頭巾を掴んでは咆え、泣き叫んでいる。
「テチッテッチィィィ!」(どくテチィ!! それはワタチの物テチィ!! 糞蟲!! どけテチィ!!) 「テチァァァァァ!! デチチー!チィー!」(ワタチもおっぱい飲みたいテチィ!! 飲みたいテチィ!!)
「テェェン!テェエエン!」
力無き姉妹は、両手をバタつかせながら、チラリチラリと母親の顔を伺い鳴き続ける。
「デスデス…」(可愛い仔たちデス。奴隷もきっと満足デス)
利明はアリサに仔を産むように命じた。 アリサも利明の意図は正確には理解できなかったが、仔を欲しがっている事は理解した。 産んでみれば、可愛い仔たち。 目に入れても痛くない仔たちだ。 あの奴隷も、この愛くるしさを見れば満足するだろう。
アリサは血まみれのランドセルの横で、頬を赤らめながら乳を子供達に与え、利明を待った。
利明が家に戻ったのは夕方だった。
「お!アリサ!仔を産んだか!よくやった!でかした!」
アリサはこの奴隷が喜びの声を上げている事を理解し、鼻息荒く子供達を自慢した。
「えーと。ひーふーみー………おい」
「デス?」
「なんで5匹しかいねーんだよ」
「デス!! デスデスゥーー!!」
見よ。といわんばかり、両手で1匹の仔を持ち上げ、鼻息荒く利明に向けて自慢をするアリサ。
持ち上げられた仔は、始めてみる人間にテチィ?と首を傾げて媚びを始めた。
「おい。アリサ。これじゃ、300万にしかなんねーじゃねーか!」
「デスゥ〜ン♪」
利明はアリサの前髪を持ち上げ、机の上に活けてある花を掴んだ。
「確かこいつら花でも妊娠するんだっけな」
「デデッ!! デェェ……??」
アパートにアリサの絶叫が響き渡った。
その夜。 両目を緑にしたアリサが、生まれたばかり5匹の仔実装を必死に抱いて子守唄を唄っている。
ボエ〜♪ ボエ〜♪
子守唄を終えると次は胎教の歌。
デッデロゲ〜♪ デッデロゲ〜♪
その横で、血まみれのランドセルを持っては大声で泣き叫ぶ姫蘭(きら)の声が夜遅くまで アパートに響いていた。
(続く)